(639)「雪でアッチッチ」「ドライブはそうじ機に乗って」

「雪でアッチッチ」

「雪でアッチッチ」「ドライブはそうじ機に乗って」

寒い冬のある日、ジャイアンたちに外で遊ぼうとさそわれたのび太は、かなり着こんだ上におなかやせなかに湯たんぽまで入れてでかけようとして、みんなに笑われてしまう。くやしがるのび太を見たドラえもんが取り出したのは、『あべこべクリーム』。このクリームを体にぬると、熱いものにさわると冷たく、冷たいものや寒いところでは温かく感じるというのだ。
ドラえもんに続いてクリームをぬったのび太は、すっかり温かくなり、部屋の中でランニングと半ズボンすがたに。ところが、お昼ご飯がアツアツのナベ焼きうどんだったため、あまりの冷たさに頭がいたくなってしまう…。
冷えてしまったのび太は、海水パンツ一まいで空き地へと向かい、みんなをおどろかせる。そして、北風にふかれて寒がるジャイアンたちに、「きみたちは弱虫だなぁ」とけしかけ、アイスクリームやかき氷を食べさせるなどして調子に乗り始めるが、そこに雪がふってきて…!?

(「雪でアッチッチ」てんとう虫コミックス1巻より)

「ドライブはそうじ機に乗って」

「雪でアッチッチ」「ドライブはそうじ機に乗って」

スネ夫のいとこ・スネ吉のスポーツカーに、ひとりだけ乗せてもらえなかったのび太。しかたなく、家でマンガを読もうとするが、ママにすてられたことを思い出す。そこで、テレビを見ることにするが、とつぜんうつらなくなってしまった…。
不運が続いたことをなげくのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、どんなモノにも催眠術(さいみんじゅつ)をかけることができるという『無生物さいみんメガフォン』を取りだす。さっそく、このメガフォンで、部屋にあった鏡に「きみはテレビだ!」と語りかけると、なんと、鏡がテレビになり、さっきまで見ていた番組がうつったからビックリ! 続いて、本に向かって「きみはマンガだ」と語りかけたところ、中がマンガになり、大よろこびののび太。
その後も、家の中のいろいろなモノに催眠術をかけてママをおこらせてしまったのび太たちは、「きみはスーパーカーだ!」と催眠術をかけたそうじ機にまたがってにげ出すが…!?

(「ドライブはそうじ機に乗って」てんとう虫コミックス18巻より)